得意先別利益管理
原価管理
原価管理・管理会計では、見方の切り口を変えるだけで、新たな事実が発見されることが多い。一般的なところで、「得意先別利益」や「製品別利益」、「営業所別利益」などがある。
得意先別の売上高の管理は当たり前に行われている。これは売掛金管理とも連動することになるのでデータは揃っている。では、得意先別の利益を把握しているかというと概算的な感覚はあるものの意外に把握している企業は少ない。
経営者は、得意先別の利益を改善するには限界があると思っているのである。
経営者に対し、このレポートを見せることが改善へのアクションにつながる。
業種によって違うが、製造原価と物流・販売促進費などの費用も加えるかなりシビアに捉えることができる。この場合の製造原価は、財務会計と切り離し、標準原価を製造原価としても大きく判断は狂わない。
(売掛金管理からの)得意先別売上はどの会社もデータが揃っている。
その売上データに対して、製品別の製造原価(標準原価など)と得意先別の物流費、販売促進費、販売費用を把握することによって、得意先別の利益が管理できる。
得意先別の利益やコストを見える化することで、過剰な負担などが明らかになることなど、負担割合を減らす交渉を行うこともでき、総原価を改善できる場合も多い。
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